キッズサイト
- ・本県は、県の面積のうちの約76%を森林が占めています。また、家の柱などに使われるスギの生産量、新設の戸建て住宅のうち、昔ながらの方法で作っている木造住宅(在来木造住宅という)の割合が高くなっています。
- ・このような本県での住まいについて考えてみましょう。クイズもあるよ。
宮崎県の住まいや建物の特徴
- ・家の形や作り方は時代によって変わってきています。
- ・県内に現存する住宅で最も古いものは、江戸時代に五ヶ瀬町に建てられた「旧藤田家住宅」です。 柱に、天明7(1787)年に建てられたと刻まれていました。
- ・間取りは、「オモテ」と「ヘンヤ」の2つからなっています。
五ヶ瀬町「旧藤田家住宅」 国指定重要文化財

県では、この「旧藤田家住宅」を含めて4棟の民家を宮崎県総合博物館民家園に移築復元しました。
→宮崎県総合博物館のホームページはこちら http://www.miyazaki-archive.jp/museum/index.html
家の作り方の種類
- ・現在、家に使われる材料は大きく分けて「木」「コンクリート」「鉄」があります。それぞれ、次のような構造の主な材料として使われます。
- 「木造」
- ・木でつくる木造住宅は、「柱」、柱の間にわたす「梁」、「土台」で建物をつくります。
- ・木造住宅の作り方は主に2種類あり、日本の伝統的工法である「在来軸組工法」、北米で生まれた「ツーバイフォー(枠組壁)工法」です。
- 「鉄筋コンクリート造」
- ・鉄筋を網の目のように組み、それを枠で囲んで、コンクリートを流し込む作り方です。 5階建てくらいのマンションによく使われます。
- 「鉄骨造」
- ・「柱」「梁」などの基本の構造を鉄のみでつくる工法です。
- ・木造に比べて柱や梁の本数を少なくでき、鉄筋コンクリートよりも建物を軽くつくることができます。
- ・柱が無く内部に広い空間が必要な体育館や高層マンションによく使われます。
- ・また、マンションなどに使われるよりも軽い鉄骨を使って一戸建ての家をつくる方法もあります。

木造住宅ができるまで
本県で最も多い木造住宅はどのようにしてつくっていくのかな?
- ・どんな家に住みたいかイメージをつくります
- ・土地を用意します
- ・敷地の決まりを確認します
- ・家を建てる専門家を決めます。家づくりには専門の仕事を持つ職人さんが多く関わります
- ・木を必要な長さに切ります
- ・基礎工事−家の土台をつくります
- ・柱を組み立てます(棟上げ)
- ・屋根工事、床や壁をつくります
- ・電気工事やガス工事をします
- ・内装工事、建具工事、照明器具−壁や天井などをきれいにし、住める状態にします
- ・完 成
- ・定期的な点検−定期的に屋根や壁、床などの点検をして長く快適に住みたいね
家づくりに関わる職業
1 建築士について
- ・建築士とは、お客さんの要望を聞き、家の間取りやデザインあるいは使用する材料などを総合的に考えて設計する人です。建築士には、一級建築士、二級建築士、木造建築士があり、それぞれの資格によって、設計できる建物の種類や大きさが異なります。 また、建築士は工事の監理も行います。監理とは、建物が設計図のとおりに工事が行われるよう施工業者を指導する業務です。
- ・建築士は、県の知事さんから建築士事務所の登録を受けなければ建物の設計・監理を行うことができません。
2 大工
- ・木材などの材料を仕入れ、切る・削るなどして柱などに加工し、組み立てます。
- ・材料の選別や組み立てなど、経験と技術が必要です。
- ・有名な奈良の法隆寺も、大工さんの経験と技術がつくり上げたものです。すごいですね。
3 左官
- ・家の壁や土間(家の中で床をはらず、地面のまま、あるいはコンクリートなど靴を脱がないでよいところ)を塗る職人さんのことです。また、現在ではタイルを貼ったりする職人さんも左官といいます。
- ・左官は、土やセメントなどを水で練ったものをコテで塗ったり、漆喰(しっくい)などで表面を仕上げたりします。(漆喰:わが国の独特の壁塗りの材料です。消石灰にふのり(注1)や苦汁(注2:にがり)などを加え、糸くず・粘土などを配合し練ったものです。)
- ・左官という呼び名は、既に江戸時代には固定していました。近年、有害な物質を含まない塗り壁は、土を代表するように自然素材が材料となっています。
注1:海の岩石にくっつくノリの一種で、接着の役目を果たします。
注2:海水を煮詰めて塩をつくったときに後に残る液
4 建具屋
- ・建具とはドア、引き戸、障子(しょうじ)、ふすま、欄間(らんま)、窓などのことです。これらの建具を専門に制作する人を建具屋さんといいます。

5 林業
- ・家づくりに欠かせない木を育て、山から切り出し、製材所や木材市場に運んだりします。
- ・木の幹から枝の出た後である「節」の無い木が良い材木となりますので、節がつかないように枝を切り落とす「枝打ち」を行います。
- ・木が茂りすぎて育ちづらくなるのを防ぐために密集している木を切って、光が木に充分にあたるようにして木を育てます。
- ・これらの仕事は、家を建てる材料をつくるだけでなく、酸素を排出し、水を浄化する役割を担う森林を管理することでもあり、私達の住む環境を守ることにもつながります
宮崎県産材の特徴
- ・宮崎県で生産されるスギの品種は主にオビスギです。スギは腐りにくさやシロアリへの耐久性が知られています。 以前から住宅の建設や建具に使用されてきました。
飫肥杉の4つの特徴
1 腐れにくい
2 強い
3 虫がつくことを防ぎ、湿気を防ぐ(スギ特有)
4 木の内部はシロアリに侵されにくい
クイズ!
- どれだけ正解するかな?
- 問1 宮崎県では、県の面積の約76%を森林が占めています。日本全体で森林の面積は約何%でしょうか。
- 問2 日本では国産材だけでなく外国でつくられた木も使われていますが、どちらが多く使われているでしょうか。
- 問3 宮崎県で生産されるオビスギは4つの特長があります。「腐れにくい」「強い」「虫がつくことを防ぎ、湿気を防ぐ」と残り1つは何でしょうか
- 問4 家の材料は「木」「鉄筋コンクリート」「鉄骨」と大きく3種類ありますが、宮崎県でもっとも多い家の作り方は何でしょうか
- 問5 木の家は火に弱いのでしょうか?。
- 答1 約67%
- 答2 外国産材(外国産材約81% 国産材約19%)
- 答3 「木の内部はシロアリに侵されにくい」
- 答4 木造(軸組工法)
- 答5 必ずしも弱いわけではありません。 ある程度の太さを持つ木材の場合、表面だけが炭化することで一度に内部まで燃えないという性質があります。 鉄などの金属は高温で溶けて、強さがなくなり木材よりも危険な状態になることがわかっています。
木や森、家のことをもっと知る
1 木材や森のことを知りたい!
- →宮崎県の情報はこちらへ
- ※地球と宮崎の環境を考えるポータルサイト「みやざきの環境−KIDS」
http://eco.pref.miyazaki.lg.jp/kids/ - ※宮崎県木材青壮年会連合会「地球温暖化防止プログラム」
http://www.miyazakikensanzai.com/mokuseikai/education/ - →日本全体の情報はこちらへ
- ※こども森林館(林野庁 キッズページ)
http://www.rinya.maff.go.jp/kids/top.html
2 住まいについていろいろと調べてみよう
- ※住まいの情報発信局「親子の住まい方教室」 http://www.sumai-info.jp/oyako/
3 川や公園など家の周りや宮崎のことを調べてみよう
- ※県土整備部 「キッズサイト」 http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/doboku/kids/
- ※宮崎県教育研修センター「キッズひむか」http://kids.miyazaki-c.ed.jp/#hajimeni



